読了

せどり男爵数奇譚

「読んでなかったなぁ・・」と本棚から抜いて、読み出して、 3話くらいで「・・読んだことある!」と思い出した。 気づくことの遅さと、記憶力の無さに愕然。

神戸70年代青春古書地図

著者の方が巡った神戸界隈の古本屋さんの回顧録。 残念なことに今は無い店が多い。

パーマネント野ばら

「涙が止まりません。」って帯に書いてあるけど、泣けなかったなぁ。 西原理恵子の漫画は、生きていく力が強くって、悲しみを受け止める力が透明で乾いている。 そこがとても心地いい。

私は猫ストーカー

うちの猫自慢でない、外猫愛に満ちた一冊。 ちょっと薄くて物足りないけど、ハルミンさんのイラストがかわいくて、 本としてとてもキュートな一冊。

水曜日は狐の書評

日刊ゲンダイに連載された<狐の書評>の集大成。 あぁあれも、これもと読みたくなる書評だらけ。マンガから古典まで幅広い。

不細工な友情

光浦さんと大久保さんの往復書簡本。 読んでて薄ら寒いほどよくわかる箇所が何箇所かあって、切なく笑えます。 この二人の行く末をいつまでも見守っていたいです。

昭和怪女伝

明治・大正・昭和・平成生き抜いてきた人たちのパワーがぎっしり詰まった本。 力が湧いてきますわよ。

父の縁側、私の書斎

先日、店頭の夏文庫目録をいただこうと覗いてたら、 『中公文庫読本』という小冊子を発見。 いつ、こんなの出たんだろうとそれも頂いた。 書き手が松浦寿輝、内田樹、町田康、岸本佐知子、森美登美彦など なかなか渋い。けど、渋すぎずいい感じ。 その中の内…

雨の日と月曜日は

五十代の著者の切々と淡々とした文章が心地いいエッセイ。 「針生森にきいた映画の話」というのがよかった。

新・文学入門

禁煙の愉しみ

人妻魂

嵐山光三郎センセの文人読み物・女性版。 こうゆうゴシップものが、三度の飯並みに好き。

古本街の殺人

こちらは、須藤さんの出ない、神保町ミステリー。 どちらも古書マニアの心情が色々描き出されて面白いです。 創元の紀田センセのミステリーが軒並品切れになっていて悲しい。 そして、私はまた古本屋を徘徊するのだ・・

古本屋探偵の事件簿

もう、品切になってるのにイメージはちゃんとでるんだなぁ・・ 紀田順一郎センセの古本屋探偵・須藤康平モノ4作品が収められているお徳版。

オカマだけどOLやってます。

購入、読了。いあや〜おもしろいなぁ・・ ブログで有名で書籍化で、本屋で働いてて知らなかったっつーのが問題かな? フランス帰りの人に教えられてるし・・

くすぶれ!モテない系

いやぁ〜オビにもあるとおり「CanCamやJJを読めないすべての女子たちに捧ぐー」 すばらしい批評眼に満ちた本です。 すっかり、能町みね子さんのファンになってしまった私。 翌日、速攻・・

オオシマさんちのもうひとつの猫日記

女子の古本屋

パニックの手

奇想系ばかり読んでいる流れに合うもの、ということで アンドローお勧めの「パニックの手」を読んだ。 よかったです。特に「フィルドヘッド氏」「おやおや町」が好きかな。 神さまとかバンバン出てくるのが、なんかおかしい。 一編一編読み終わると「ふわぁ…

空中スキップ

訳者あとがきには「ジュディ・バドニッツは、荒唐無稽ななかにもユーモアのにじむ作風において、 ケリー・リンクやエイミー・ベンダーらと並んで、いまアメリカの文学界で頭をもたげつつある、 いわばアンリアリズムの強力な担い手として、注目される存在で…

燃えるスカートの少女

ミルハウザーを読みながら、次は何を読もうかと色々候補を考えていると 思い出したのが、この本。 持ってる本ではなく、買ってしまった・・ こうして、本が増えるのだ。 全体を通して、なにかしら寂しさが漂う短編集。 『溝への忘れもの』という夫が戦争で唇…

バーナム博物館

買っておいて読んでない本で、真っ先に思い出したミルハウザー。 どうしたって好みなのがわかっていたので買っておいたのですが、 手が出ずにいたのでした。 やっぱり・・好きでした。この世界観。

スペシャリストの帽子

アンドローに頼まれて『SFが読みたい2008』を買って帰って、 パラパラとチェックしてたら海外編で8位になっていた『マジック・フォー・ビギナーズ』 ケリー・リンクが気になって、「これ、面白そうやなぁ〜」って言ったら、 「この人の本自分持ってたやん」…